2025/05/21
研修会報告 (歯科衛生士:片岡)
歯科衛生士スキルアップ研修
日時:令和7年5月15日(木) 9:00~10:15
場所:広島大学霞キャンパス歯学部
講師:倉脇先生
研修科目:舌・粘膜清掃
研修内容
今回、歯科衛生士スキルアップ研修の舌・粘膜清掃に参加させていただきました。
前半は、座学での講義でした。
口腔衛生管理とは、歯や口腔粘膜に付着する口腔細菌を的確に除去することであり、細菌感染症の予防が一番の目的であると学びました。
歯の表面のみではなく咽頭部までバイオフィルムが付着しているため、誤嚥性肺炎や術後感染を防ぐためにも歯科衛生士としての口腔ケアはすごく大切なものであると改めて感じました。
私は、今月から実際に訪問先で口腔ケアをさせていただいています。
入所者の中には口腔内が乾燥している方もいっらっしゃいます。
痂皮(乾燥してかさぶたのような状態)の除去方法について詳しく教えていただきました。
まずは、保湿剤を塗布して痂皮を湿らせている間にブラッシングなどを行って、その後湿った痂皮を除去するのが正しい方法であると学びました。
また、マネキンでの実習ではスポンジブラシ、口腔粘膜ケア用ブラシの使用方法、ウエットティッシュでの細菌回収の方法を学びました。
当院の訪問先でも行っていますが、改めて正しい方法を確認することができました。
実習の中で、食渣等が残りやすい部位、見落としやすい部位も教えていただきました。
口蓋部、舌下部、麻痺側に多いそうなので、訪問時にはその3か所を特に意識し確認していきたいと思います。
また、口腔ケアを行っても細菌の回収をしっかりしないと意味がないと感じたので、吸引やウエットティッシュでの拭き取りを確実に行えるよう頑張ります。
訪問時に難しいと感じたことも、講師の先生にやりやすい方法などたくさん教えていただいたので、訪問の現場で活かしていきたいです。
日時:令和7年5月15日(木) 10:30~11:45
場所:広島大学霞キャンパス歯学部
講師:三隅先生
研修科目:SRP 前歯部編
研修内容
今回、歯科衛生士スキルアップ研修のSRP 前歯部編に参加させていただきました。
SRPの技術は歯科衛生士としてすごく大切なものだと思います。
専門学校でもSRPについてたくさんのことを学んできましたが、講義とマネキンでの実習でカッティングエッジの見分け方、スケーラーの正しい持ち方、動かし方を改めて学びました。
私は特に、手首と手指の動かし方が難しく感じたので、スムーズにできるよう練習を重ねていきたいです。
また、マネキンでの実習ではスケーラーをポケット内へ挿入する際の角度と操作角度をメインで教えていただきました。
専門学校の授業や実習でもありましたが、スケーラーの正しい0度挿入についてあまり理解できていなかったと感じました。
顎模型で何度も動かし方や挿入角度を確認していくうちに、理解が深まりました。
また、模型の歯で作った人工歯石を除去することで力の入れ方なども分かりました。
まだまだ圧のかけ方が不十分だと感じたので、挿入角度、動かし方も含めて練習を重ねていきます。
また、スケーラーは部位によって使用する番号が違うだけでなく、刃先の太さ、硬さ、長さが違うものがあり、適切な使い分けが必要であると学びました。
今回の実習で完璧にできるようになったわけではないので、出来なくても諦めず練習をしていきたいと思います。
今後、SRP 臼歯部編の研修にも参加させていただく予定なので、しっかり復習と予習をして、SRPの知識や技術をしっかり身に着けていきます。