2025/05/08
ゴールデンウィークの5月5日、6日 東京の築地で開催されました、SDAセミナーに参加してきました。
当院はメンテナンスで多くの患者さんが来院されてます。
歯周ポケットが深く残っている場合などは外科的な治療を行わなければならないのですが、とても皆さんに行なう事が出来ないので、そのような外科的治療が必要な方は歯周病専門医や総合病院へ紹介させてもらっています。
しかし、現状はほとんどの方が外科的治療までしたくないという事で、現在より出来るだけ悪くならないようにするために、外科的な治療は行わないで、メンテナンスを行っております。
この度、参加したのは研修会の内容に書かれていた「非外科的歯周病治療」というキーワードに興味があり参加しました。
また参加した理由は、この研究会のトップの岡本浩先生は、私が歯学部の学生の頃(33年前ぐらい)に海外の留学先から帰られれて、歯周病の教授として赴任されて、講義や実習を受けたという経緯もあり、参加してみようと思いました。
岡本浩先生はスウェーデン・イェテボリ大学歯周病科主任教授の “世界の歯周病学の頂点”と称される ヤン・リンデ先生の教えを日本に広め、歯周病学の病因学・診断・プラークコントロール・再生治療など、まさに世界の近代歯周病学のスタンダードを確立された先生です
2日間、内容は盛りだくさんでしたが、一番重要な事は、最近は歯周病の原因は色々考えられていますが、歯周病の原因は磨き残し(数種の細菌がコミュニティーを作って増殖した微生物の集合体)であるため、私たちはそれをきちんと取り除き、患者様にきちんとした口腔衛生指導を行うのが大切なんだという事でした。
そのためには知識、技術、コミュニケーション能力等は勿論、やはり器械も必要となってくるので、今後、器械導入も検討していきます。