仕組みとしての予防歯科|呉市郷町の歯科クリニック|くろだ歯科クリニック

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仕組みとしての予防歯科

研修会報告
日時:2023年2月26(日) 10:00~15:45
場所:TKPガーデンシティ広島駅前大橋ホール6C
講師:伊藤直人先生、濱田真理子先生
テーマ:仕組みとしての予防歯科

感想 (井ノ口 絹子)
今回、TKPガーデンシティーホールで行われた“仕組みとしての予防歯科”という研修会に参加させていただきました。
午前の部はカリエスブックの著者、伊藤直人先生の講演でした。
先日のオンラインセミナーも受講しましたが、今回はその時よりさらに詳しくカリオロジーについてのお話を聞くことができました。
過去、う蝕の原因は感染性と言われていたが現在は多因子性、フッ化物は歯質強化として使用されてきたが現在は再石化の促進として、削って詰めるが当たり前という考えが現在は削らない治療へ、このようにパラダイムシフトされているという内容でした。
さらに削らない治療に必要なやるべきことやフッ化物の使用についても教えていただくことができました。
先生のカリエスブックという本は読んでいてとても分かりやすかったですが、今回さらにその内容を分かりやすく講演していただけたのでより理解できるようになったと思います。
午後の部は濱田真理子先生の講演でした。
患者さんとの信頼関係の築き方や伝え方について教えていただきました。
TBIや商品の勧め方など伝える側の自己満足になっていないか、患者さん1人1人のライフスタイルに合った提供が出来ているかを再認識できるきっかけになりました。
どちらの先生方も目の前の患者さんとしっかり向き合い大切にするということが何よりも1番大切と言われていました。
技術や知識も大切だけど患者さんを大切にするという気持ちを忘れず今日の内容をスタッフ全員で共有し患者さんにもお伝えしていきたいです。

感想 (木村 理瑚)
私は今回、仕組みとしての予防歯科という伊藤直人先生と濵田真理子先生の講演に行かせていただきました。
講演では、実体験を入れながらカリエスの治療についてやフッ化物の使用について話してくださいました。
ただ削って埋めるだけで本当にカリエスが治ったと言えるのか、それはカリエスで穴があいているから埋めただけであってなぜカリエスになったのか? どうしたらカリエスにならないのか? という根本的な原因を直さなければ治ったとは言えないと仰ってました。
確かに表面的にはカリエスは治ったと言えますが、カリエスになった理由を知ってそれを治さなければまた同じようにカリエスを繰り返すことになる、このことから定期的なメンテナンスは本当に大切だと改めて実感しましたし、磨き方の指導や患者さんに納得してもらえる指導の工夫をしなければならないのだと分かりました。
また、患者さんと会話をする時は何かあってもすぐには目をそらさない事、会話の途中で目をそらしてしまうと自分には興味がないんだと感じさせてしまうため、何かあっても最後まで目をそらさずに少々お待ちくださいと一声かけてから目をそらすことが大切だということが分かりました。
他にも様々なことをお話していただきました。
すぐに実行できることもあるので、早速診療時に実行して身に付けていこうと思います。